こんにちは。不器用主婦のおおです。
転勤族の妻として生活する中で、子どもの急な転園を経験しました。
子どものことだから、丁寧に選びたいのに、新学期まで後1か月もないの
急な転勤の時、子どもの幼稚園選びは悩みますよね。
そんな転勤族の方が悩むポイントは
●現地に見学に行くには時間がない。または、遠すぎる。見学も出来ず決めるなんて辛い、、、
●現地に引っ越してから見学していたのでは、新学期に間に合わない、、、
●急な転勤で、そもそも空いている園がここしかない。ここはどんな園なの?
このような点では、ないでしょうか。
うちの子は、年少さん前にこども園にも定期的にお世話になっていて(月に3,4回程度ですが)、そのこども園も含めると、3つの園にお世話になりました。
今回の記事では、そんな経験をもとに
〇辞令発表から異動日まで時間がない(急な転勤)
〇引っ越しを伴う距離の異動である
〇自宅待機ではなく、すぐ入園させたい
そんな転勤族の方に向けて、
転勤族の幼稚園選びのポイントと親の心構えについて書きたいと思います。
●転勤が決まったらやること
●希望通りの園に入れなくても、やれることはある
急な転園でも、悲観しすぎず^^
出来ることをやれる範囲でやりましょう^^
1.転勤が決まったらやること
転勤族の幼稚園選びは、
転勤がどれくらい前もって分かるかで、
だいぶ変わります。
2~3か月前に分かるのであれば、
まだ、
見学に行ったり、
その土地に行ったことがある先輩、同僚を探してアドバイスを求めたり出来る時間があります。
しかし、もっとタイトなスケジュールで知る方も多いでしょう。
うちは、12月が辞令発表で、1月には新しい土地でスタートです、、、。
うちも、年度末に発表されて、だいたい2~3週間後には、異動日です。
とにかく、時間がありませんね。
是非、この、「転勤が決まったら、やること」リストを参考にして下さい。
〇転園(入園)のタイミングを決める
〇転勤先の幼稚園一覧を確認し、
ネットを使って下調べ
〇候補を絞る
〇実際に空きを問い合わせる
〇見学出来るなら見学に行く
〇腹をくくる
これと並行して、転勤先の新居も決めなければなりません。
広い市町村の場合、
アパートと幼稚園が端と端だと、
やっぱり通園が大変です。
どちらかが決まると、片方も決まりやすいですね。我が家は、新居を先に決めていました。
1-1 転園(入園)のタイミングを決める
選択肢としては、
①引っ越しと同時に
②引っ越した後、落ち着いてから
③引っ越した後、新学期に合わせて
ここは、親として何を優先させるかになります。
見つけたここの園が良さそうだから、ここが空くまでは自宅待機するわ
うちは、自宅から近いことが第一優先
いいですね。
我が家の場合は、「すぐ入園できること」が優先事項でした。
理由は、
(子どもが同年代に関心が高かったので、)同年代と過ごせる環境を用意してあげたかったことと、
私が働きに出たかったからです。
「空きがなければ、年中さんになるまで待つ」
という選択肢は、とらないことにしました。
転勤が年度末の場合は、スピード勝負です。
年度末は転勤が多いので、
「空く」チャンスでもありますが、
数日で埋まることも多いからです。
年末や年度末に関係なく転勤がある方は、焦らず、上記の②、③の選択肢を選ぶ方が良いかもしれません。
1-2 転勤先の幼稚園一覧を確認し、ネットを使って下調べ
ネットを駆使して、その市町村にある幼稚園数を把握します。(市町村によって、公立幼稚園の数もずいぶん違う印象を受けました。公立幼稚園のないところもあります。)
私は、公立、私立、子ども園を視野に入れていました。
そこから、自分が候補に出来そうな園をピックアップしましょう。
園のホームページを見たり、周辺環境を調べたり、口コミサイトを見たり、とにかく情報を集めましょう。
1-3 候補をしぼる
転勤族であるかどうかに関係なく、どのご家庭にも、それぞれ幼稚園に求める条件があると思います。
それをもとに、候補をしぼりましょう。
この時に、自分が幼稚園に求める条件が明確になっていることが大事です。
園庭がある(外遊びが出来る)
延長保育がある(残業に対応するため)
駐車場が広い
砂場がある
本当は、これ以外にも、
・異年齢混合クラスが良いな
・給食が良いな
・英語習わせたい
・モンテッソーリ教育が良いな
・保護者の負担が少ない
(役員行事が少ない)と良いな
・放課後に習い事が出来る園が良いな
・スクールバスが良いな
・卒園までにひらがな書けるようになって欲しい
など、たくさん理想はありました。
ですが、転園を重ねるごとに(いい意味で)削ぎ落されていきました。
※ 転勤先の住まいを決める(新住所を決める)
住む場所が決まれば、自宅からの距離がだいたい分かりますから、園を選ぶ際の判断材料になるでしょう。
もし、数年その土地にいることが予想される場合、その住所の小学校の学区を調べて、小学校の学区内の幼稚園を選ぶというのも一つの選択です。
同じ小学校に上がるお友達が多い方が良いと考える方は、意識してみて下さい。
1-4 実際に「空き」を問い合わせる
後は、どんどん電話で「空き」を問い合わせていきましょう。
「空きがあるか」以外にも、ネットでは得られなかった情報を質問しましょう。
質問リストとペンは必須です。
●自分の子どもの学年の空き
●男女比
●園の特徴
(年長さんはお勉強もします!や、遊ぶ時間を多くとっています!など)
●お弁当か給食か
●延長保育の料金
(1回いくらor1時間いくらor月いくらの定額制かなど)
●延長保育利用条件
(親の勤務条件or家族構成or当日利用可否など)
●スクールバスの利用方法
●役員や親のボランティアの度合い
●入園金
●通園グッズの種類
(帽子、バッグ、シューズ入れ、体操着など)
月謝以外に、園独自の出費があるところもあるので、気になる方は、ご確認を^^
私が体験した定期的な出費は、「本の年間定期購入代」、「毎日のヤクルト代」などがありました。
また、年長さんですと、「卒業記念品積み立て代」などでしょうか。
(相場はいくらくらいなのでしょう。うちの園では、月700円を1年間積み立てて、卒業時、三輪車などの遊具を園にプレゼントしました)
転勤族ならではのポイントとしては、通園グッズのレンタルがあるかどうか聞くと良いですよ。
園によっては、体操着や制服、鞄などのレンタルがありました(無料も有料もありました)。
転勤頻度が高いご家庭は、聞いてみることをお勧めします。
見学を希望する場合は、この時、可能な日時を確認しておきましょう。
出来れば、「通常保育時間内」の見学をオススメします。
普段の様子を見た方が、自分のお子さんが通うイメージも先生方の雰囲気も分かりやすいですね。
ただ、
年度末の方は、もしかしたら「通常保育」時間内は難しいかもしれません。
私は「卒園式まで忙しい」という理由で断られたことがあります。
それと、
入園の意思確認を「いつまで待ってもらえるか」も確認しましょう。
「年少さんなら、2枠空いているので待てます」や
「ほかに入園希望者が出た場合は、そちらを優先しますね」など、
色々なパターンが考えられます。
1-5 見学
行けるようなら行きましょう。
例えば、お子さんのタイプによっては、お子さんを連れて行った方が良い場合もありますね。
でも、これは、各家庭の状況によります。
私も見学したかったのですが、遠方だった時は、見学せずに決めました。
(一日だけ、アパート内覧・契約をしにその土地に行くので、その時に寄って園の場所と外観を確認するので精一杯でした。)
1-6 腹をくくる
受け入れ可能の園が複数ある場合は良いのですが、そもそも空きが一か所しかないという場合、この心構えが大事です。
選べない以上、「嫌な点」ばかり見ても、あまり良いことはありません。
親が、その幼稚園に不安があって、もし態度に出ているようだと、子どもも不安になってしまいます。
「ご縁があった」そういう前向きな言葉で、腹をくくりましょう。
反対に、今の教育の流れとあまりにも乖離している点が見られた場合は、やめた方が良いと思います。(お仕置き部屋がある、見学者がいる横で職員同士が個人情報のやり取りを平気でしている等)
一族経営で他者の目が入りにくかったり、価値観の新陳代謝がない園も、やっぱりあると感じました。
2.転勤族の幼稚園選びのポイント
2-1【幼稚園選びの私の体験談】
当時の私は、第一子の育児に右往左往している、まだまだ余裕の無い母。
もともと融通が利かないタイプなのに、育児書も積極的に読んでいましたから、「こうしたい」「こういう園がいい」という理想も握りしめていました。
今思うと、肩に力が入っていましたね
ところが、
年少さんに上がる直前の3月、転勤が決まり、新しい土地に引っ越ししました。
急いで、4月からの通園先をバタバタ探しましたが、(私が)希望するような園には入れませんでした。
次に、年中さんに上がる春、また転勤がありました。
その時も同じく、バタバタと探しました。
その時は、空いている園が2か所。
知らない土地の知らない園。
ホームページも半年以上更新されていない園、、、。
決めかねる訳です。
「入園希望するなら今週中に決めて頂けないと、待てません」なんて言われますしね。
「アパートから近い方にしておくか・・・」というくらいの理由で決めました。
当時の私は、この「ゆっくり吟味出来ない」「選べない」状況が不満でした。
ネットを見れば、
「良い幼稚園の見分け方」や
「見学時のポイント」
「来年に向けて、説明会に行ってきました」
「プレ入園体験行ってきました」
という記事が目に入り、羨ましく思ったものです。
2-2 幼稚園選びのポイント
急な転勤で、ママ友も居ない土地に来ると、どうしても情報収集は難しいです。
また、時間的制約もある中で、何個も見学に行くことも難しいでしょう。
実際、「空き」が無ければ、選択肢は狭まりますしね。
そんな経験から私が辿り着いた幼稚園選びのポイントは、
●「絶対いや」な点が無ければ、ご縁があったと思って、GO!
●入園してから出来るフォローに注力する
です。
転勤のないご家庭でも、
●近くの保育園が空きがなくて、仕方なく遠い園にいれた
●幼稚園に落ちて第一希望が叶わなかった
など聞きます。
なので、転勤族が、納得して幼稚園を選ぶのは、かなりハードルが高いというのが私の考えです。
そして、どんなに調べても、評判と子どもに合うかは別であることと、結局は担任の先生やクラスメイト次第じゃないかなというところに行きつきました。
年少さんで入園した幼稚園は、その地域ではあまり人気のない園だったんです。
申し込めば誰でも入れる、と。(ひらがなを教えない、遊ばせてるだけ、と言われているのを聞きました)
私も「希望するような園ではなかった」と書きました。
ですが、入園してみたら、結果「この園にして良かった」と思えました。
とにかく担任の先生が素敵な先生で、子どもが伸び伸び過ごせているのが分かりました。
常に、子どもの良いところを見てくれて、ちゃんと子どもと向き合ってくれているのが伝わりました。
園の評判は良くなかったけれど、子どもの楽しそうな姿にどんどん私の不満も晴れていきました。
今でも、この先生には感謝しています。
もう一つの幼稚園は、地域で一目置かれる園でした。
地域のイベントにも呼ばれるような園で、園長先生と担任の先生が自分の園を誇りに思っているのが分かりました。
イベントに出るためのお遊戯練習や団体行動が多く、年少時の園とは真逆のタイプ。
年長になると、「ひらがな練習」や「宿題」も始まりました。
地域の方に褒められる機会は多くありましたが、子どもたちは忙しそうで、私的にはあまり満足出来る園ではありませんでした
何が言いたいかというと、
合う合わないも含め、入ってみないとわからないものですねということ。
なので、選ぶことに注力するのではなく、「入園してから出来ること」に注力しようということです。
「この園がベストではないかもしれないけど、ベターになるようフォローしよう」
そう考えをチェンジするのです。
なので、
●入園後の子どもの様子を気にかける。
●子どもから幼稚園の話題を出してきた時は、出来るだけ耳を傾ける。
●出来れば、幼稚園に関わる努力をする。
ママ友付き合いが出来れば、幼稚園の情報を得る機会も増えるでしょう。
役員になってみると、実際の様子を見る機会も得ることが出来ます。
「そういうのは苦手、、、」という方は、
別な方法で自分の出来るフォローで良いんです^^
私は、「子どもがストレスフルだな」と思った時は、子どもが息抜き出来るように考えていました。
登園前に公園に寄って遊ばせたり、
良く話を聞いて励ましたり、
幼稚園をサボったり^^
出来る範囲で子どものフォローをしたいですね
3. 親の心構え「子どもが楽しそうに通えていればオッケイ」の精神
子どもがフツウに幼稚園に通ってくれる、
これは実はとてもありがたいことです。
「行きたくない」と泣かれれば、やっぱり困ってしまいます。
子どものタイプによっては、転園での環境の変化に戸惑い、
「行きたくない」となるお子さんもいるでしょう。
我が家の場合は、
園の行事や地域のイベント参加が続いた時、「行きたくない」となりました。
先生の話では、子どもはお遊戯もちゃんと覚えられているし、問題なく過ごせている、と。
でも、子どもは「お遊戯練習じゃなくて遊びたいんだ」と不満を持っていました。
幼稚園に行けたり、行けなかったり。
親はヒヤヒヤ。
パートの勤務表も頭にチラつきます。
そんな体験から、
「楽しそうに通ってくれる」って、とってもありがたい、そう思うようになりました。
無邪気に遊べるのも、夢中で遊べるのも、子ども時代の特権。
人生でそんなに長い期間ではありません。
子どもの成長を感じる度、
「子ども」でいられる期間の短さを感じます。
子どもでいられる時間を楽しく過ごして欲しい、
そんな風に思うようになりました。
今は、遊ばせるだけの園でも、オッケー!
そんな考えに変わりました。
「幼稚園は楽しければオッケイ」の精神
いかがでしょうか^^
4 まとめ
「子どもにとって、良い環境を与えてあげたいな」
多くの親御さんがそう思っていると思います。
転勤生活を続けていると、その親心と葛藤する場面が度々あります。
「定住したいな」
「転勤族辞めたいな」
と、夫婦で話し合うこともあるかもしれません。
子どもが大きくなると、子ども自身も葛藤する場面が出てきます。
子どものそんな姿を見て、親として複雑な思いをすることもありました。
そんな時、親に出来ることは何かと考えると
「出来るフォローに注力する」
結局、これになるのかなと思います。
子どもを見守り、励まし、時に責められ、そうやって向き合っていくしかないのかなと。
私たちに出来ることを出来る範囲で、、、
お子さんが、少しでも負担なく転園出来ますように、、、。
そして、良いご縁がありますように^^
応援しています。
以上、参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。